ゴム銃のオッグクラフト

OGG CRAFT'S GUN LOCKER

P503 ドットデル 504連発 マシンガン型ゴム銃(作品No.26)ページ1

装弾数500発オーバーを実現したガトリング式電動マシンガン

電動ガトリングマシンガン型ゴム銃 P503ドットデルの外観写真

第20回ハンズ大賞 テクニック賞受賞。圧倒的な装弾数を実現したガトリング式電動マシンガン

動画もあります(4ページ目に)


作品解説(1/4)

ベースモデルP501からの発展構想

P503ドットデル開発ベース P501レイヤー 多連バレルとストリングリリース方式の原型

このゴム銃は2003年に制作した P501レイヤー です。
コンパクトな割に60発におよぶ装弾数が取り得のモデルですが、このモデルの"多連バレル&ピンフック&タコ糸"によるストリング・リリース方式をリファイン。
バレルをガトリング型にすることで、さらなる多弾数化に挑戦してみました。

ガトリングバレルの試作

P503ドットデル試作バレル ヒノキ角材を円筒状に組みピンフックを多数配置した構造
ガトリングバレル構造詳細 12本バレルに合計120本のピンフックを配置

思惑どおりに作動するかどうか確かめるために、まずはバレル作りから始めました。
12本のヒノキの角材に穴を空けたあと、バレルを円筒形に組み上げ、輪ゴム装填用のピンフックを植えていきます。
ちなみにバレル1本あたりのピンフックは10本。全体では120本になります。
もしフック1本あたり輪ゴムを10発かけることができれば、な、な、なんと!1200連発も夢ではありません。
まあ、話半分だったとしても数百連発はいけるはず・・・と、この時は真剣に思っていたのでした。

初期テストと問題発生

P503ドットデル作動テスト 模擬フレームにバレルを組み込み動作確認を行う様子

完成したバレルをテスト用のフレームにセットし、いざ作動テストです。
バレルにタコ糸を巻きつけ、その上から輪ゴムを装填。あとはタコ糸を引っ張れば輪ゴムがスタタタタッとリリースされるはずだったのですが ・・・

フック形状による不具合

輪ゴムがフックに引っかかり伸びきる不具合状態

実際にやってみると、輪ゴムはリリースされるどころかフックに引っかかって、ビローンと伸びきってしまうだけなのでした。
トホホ。

フック短縮による改善

リューターでピンフックを短縮加工する様子

輪ゴムが引っかかるのは、フックが長すぎたのが原因のようです。
そこでリュータに精密丸ノコ刃をセットして、思いきってフックを短く切り詰めることにしました。

作動改善と装弾数の現実化

フック短縮後の動作改善と装弾数減少の結果

効果はてきめんでした。輪ゴムは何事もなくリリースされるようになりました。とはいうものの、フックが短くなったおかげで、装填できる輪ゴムはピンフック1本あたり1発だけになってしまい、装弾数は120発と当初のもくろみから大幅ダウンです。
もっともこれでも100発は軽くオーバーしているわけで、現実的なところに収まるべくして収まったというところでしょうか。

本体フレーム制作開始

P503ドットデル本体制作開始 ストック付き大型マシンガンサイズへの設計

作動確認ができたところで、いよいよ本体フレームの制作に入ります。
とにかくナガモノにしたかったので、ストックを付けて実際のマシンガン並のサイズで作ることにしました。

フレーム構造と素材

P503ドットデル本体フレーム シルクウッド主体の構造設計
フレーム構造詳細 各パーツ取り付けを考慮した骨格構成

本体フレームはシルクウッドを主材にしました。
バレル、トリガー、グリップ、ストック等々の取り付けスペースを考慮しつつ組み上げていきます。

モーター選定と駆動構想

電動化のためのモーター選定と電動ドライバー流用構想

当初から電動でバレルを回す計画でしたので、本体フレームの制作と並行してモータ探しを始めます。
ところが輪ゴムをタコ糸で引っ張り上げつつ、バレルを回転させるには、かなりのパワーが必要で、なかなかズバリのモータが見つかりません。
しばらくモータの選択であれこれ悩んでいたのですが、結局、ホームセンターで乾電池式の電動ドライバーを発見し、中身のギアードモータを利用することにしました。
もともとがネジを締めるためのツールですからトルクも充分なはずです。

グリップ制作と作業環境

グリップ制作工程 シルクウッドとヒノキを積層し研磨仕上げした形状

P211タンデムバレルII 以来、3年ぶりの電動ナガモノということで、グリップも手を抜かずに仕上げたいところです。シルクウッドとヒノキを3枚貼りにして、糸ノコ盤とナイフでカタチを切り出し、ペーパーでひたすら磨きあげます。見た目はリボルバーチックというか、ややクラシックな線を狙ってみました。
そうこうするうちに季節は夏真っ盛り。我が家の狭い工作室はエアコンがなく、耐えがたい暑さのせいで、作者の手はしばらく止まってしまいます。

ハンズ大賞への挑戦

制作終盤 ハンズ大賞応募に向けたタイムリミット意識

とはいっても、この作品には明確なタイムリミットがありました。実はこの作品でハンズ大賞に応募しようと企だてていたのです。
応募締め切りは11月。まだ夏とはいえ、あまりのんきに構えてもおれないのでした。

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