ゴム銃のオッグクラフト
OGG CRAFT'S GUN LOCKER
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二脚を標準装備しています。委託射撃用というより展示の際、見栄えよく銃を自立させるためのものです。

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二脚を使わない時はこのように折りたたむことができます。

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ここはさすがに角材ではなく板材を使います。
グリップベース、トリガーおよびトリガーガードはクリで作りました。グリップのサイドパネルはチークです。

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ピープタイプのリアサイトです。

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フロントサイトは三角屋根型です。ガードをつけてあげればよかったかも?

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反動もないのにストックが要るのか?という声が聞こえそうですが、重量と見た目のバランスを取るためにはやはりあったほうがいいようです。

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本体フレームとストックのつなぎの処理には難儀しました。フレームを何回も作り直したのもここの処理で迷走したのが一因だったりしますが、結局、フレームを鉄道の客車風にデザインしてテールエンドをスパッと断ち切り、そこからストックを生やして、上と横から爪状のパーツで抱え込むようなイメージにしてみました。

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全長920ミリ。重量2.4キロ。
ボディの横に張り出した巻き取り装置のせいで、重心バランスは右に片寄っています。しかもかなり前がかりなので、構えてみると数値以上に重く感じます。

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ほぼ角材だけで構成されているのが、このモデルの特徴です。グリップまわりを除き、板材はほとんど使っていません。ボディのサイドパネルやモータベースなどの板状に見えるパーツも角材を貼り合わせて作っています。

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いたるところに肉ヌキの窓やスリットをもうけて単調になりがちな平面部をできるだけ少なくし、メリハリが出るようにしてみました。
肉抜き窓の一部にはアクセントとしてチーク材を貼り込んでいます。

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この作品制作の立役者、プロクソンのスーパーサーキュラーソウ です。材があっという間にスパスパ切れる感覚は糸ノコ盤にはないものです。いつもは主役の糸ノコ盤も今回は完全に脇役に回りました。

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本体フレームだけでなく、ほとんどのパーツを再作、再々作したため、完成までに半年ほどかかってしまいました。写真はその一例で、3回作り直してやっと納得したモータカバーです。

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数百連発のゴム銃を作ることが作者の長年の妄想でしたが、このモデルの完成で、妄想実現とあいなりました。

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一次審査通過後、作品を送って二次審査の結果を待っていたところ、ハンズ事務局から電話がかかってきました。
ハンズ・テクニック賞受賞とのうれしいお知らせでした。

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「百聞は一見にしかず」ということで連射しまくりのシーンを動画でご覧ください。

射撃動画

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● 諸 元 ●

<制作年> 2006年11月
<モデル名> P503 DOTT DEL ドットデル
<カテゴリー> マシンガン(電動)
<全長> 920ミリ
<銃身長> 205〜320ミリ
<重量> 2.4キロ
<装弾数> 504発 、 120発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> 電動フルオート
<発射速度> 1200発/分 または 900発/分(シリンダ交換による)
<素材> ラミン、ブナ、クリ、チーク、たこ糸、ギアードモータ、単三バッテリーケース、リード線、スイッチキット、木ネジ、ボルトソケット
<塗装> チークオイル仕上げ

2007.03.30 UP

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