ゴム銃のオッグクラフト
OGG CRAFT'S GUN LOCKER

TOPページ > ガンロッカー > P503ドットデル(2/4)
 
前ページへもどる
1 / 2 / 3 / 4
p503

残暑もようやくやわらぎ始めた頃、ストック作りに取りかかりました。シルクウッドを3枚貼りあわせてカットしたあと、グリップ同様、ペーパーで入念に磨きあげます。

p503

ストックに続いてフォアグリップを仕上げます。大柄なモデルになりそうなのでこのパーツは必要不可欠です。ストックと同じシルクウッドの3枚貼りあわせにしました。

p503

こうして、遅々としながらも各パーツが仕上がりつつあったある日のこと、もう一人の自分がある問い掛けをしてきました。
「ところで、決して少なくはないけれど、空前絶後ではない120発という装弾数でほんとに満足なの?」と。

うーむ、とひとしきり悩んだあと、後悔先に立たずということで、1本のピンフックに輪ゴムを多重装填する方法があることに気づき、いちからバレルを作り直すことにしました。
バレルの数は1作目と同じ12本ですが、ピンフックの数を各10本から14本に増量。計168本のフックを植える作業を延々と繰り返し、完成したのが写真のバレルです。
1作目とは趣向を変えて、角材ではなく、半丸棒を使ったので、見た目は有機的な感じになりました。
マズルの近くに突起物がついていますが、これは輪ゴムが隣のバレルに広がらないようにするための整流板です。

p503

ストックとグリップが付き、全体像が見えてきたところです。あとは細かいパーツ作りと電装系の組み込み、仕上げを残すのみです。

p503
p503

ところが、この完成間近の作品を前にして、作者はまたまた考え込んでしまいました。
パッと見のバランスは悪くはないのですが、よくよく見ると各パーツの素材やデザインに統一感がなく、材の端面は単に木をぶった切ったまんまで手抜き感丸出し。細部のペーパー処理もいいかげんでエッジがダレてしまっています。
なんというか、全体に精度感というものに欠けていて、"やっつけ仕事で作ったパーツをただ組み合せただけ感" が作品から漂っていたのでした。

p503

「これではハンズ大賞で賞は取れない」ということで、ここまで作ったものはボツにして、バレルとモータ系以外はすべて作り直すという暴挙に出ることにしました。
季節はすでに秋に突入していたので、ハンズ大賞の応募締め切りを考えると、もはや時間的余裕はまったくありません。

 
p503

当初、本体フレームの主材に選んだシルクウッドは軟らかすぎて、打痕やささくれが目立ってしまい、仕上がりの印象を悪くしていました。そこで再作するにあたり、主材をラミンの角材に変更します。板材から角材へという大幅な主材変更なので、製法やデザインもいちから見直さなければなりません。
写真は作り直した角材製フレームで、接着する前に各パーツの位置決めをしているシーンです。ただ、この2作目のフレーム、縦横比を間違え、組み立ててみると1作目よりかえってブサイクになってしまったため、のちに3作目のフレームの材料として再利用することになりました。

p503

これは再々作、つまり3作目の本体フレームです。あせりモード全開の10月頃のシーンです。作業机の上も散らかり放題です。

p503

本体フレームを3回作り直すというドタバタがあったものの、なんとか応募締め切りに間に合わせることができました。結果的に作り直して正解だったようです。
写真はハンズ事務局へ提出した応募用紙です。一次審査は書類選考のみなので、作品のコンセプトやら制作の動機やら原理説明やらを入念に書き込んで郵送しました。

p503

ここでちょっと横道にそれます。ある日のこと、最初に作った120連発バレルの余りパーツをなにげに、いじくっていたところ、フックに糸を巻きつけて輪ゴムを装填すれば連射銃になるやん、ということに気がつきました。
このアイデアを元に制作したのが、66連発の擬似フルオート銃 P502イトヲカシ です。

次ページへ続く
1 / 2 / 3 / 4
 
TOPページ > ガンロッカー > P503ドットデル(2/4)