このコーナーでは連発ゴム銃の作り方をどどーんと紹介します。
「オレも連発銃作りたい〜」という人の参考になればこれ幸いであります。
でもって、これから作るのは斜面滑射方式&ノコ刃ホールドの10連発銃になります。
10連発ですよ。なかなかの連発数だと思いませんか?いっちょ作ってみる気になりませんか。
ところで、「斜面滑射方式」ってなんじゃらほい?という人はこちらを一読して下さい。
■「ゴム銃の型番について」 > P200型「斜面滑射方式」
ところで、このページの作例はガンロッカーで公開中の P201改 をスペックダウンしたものです。
P201改は1979年制作の古〜い銃ですが、当時10代だった作者がカレンダーのウラ面をキャンバス替わりに案を練った入魂の作です。
それでは作り方に進みますが、その前に以下のお約束事をよーく読んでください。
■お約束事■
●ゴム銃を人や動物に向けないでください。輪ゴムを装填する時は特に要注意。
●規格#16の輪ゴムを使用してください。それ以外の輪ゴムはダメです。
●このゴム銃は10連発です。10発を超える輪ゴムは装填しないでください。
●1ヶ所のホールドに2発以上の輪ゴムを装填しないでください。
●制作中およびゴム銃使用中のトラブル(ケガや器物破損等)については「自己責任」でお願いします。
●このページの内容は個人の範囲内でお楽しみください。複製、改ざん、頒布したり、作り方やアイデアをもとに利益を得るような行為はご遠慮ください。
お約束事に同意できましたか?オッケーな人はゴム銃作りに進みましょう。
・ホームセンターで簡単に手に入る既製サイズの材を使います。
ヒノキの角材 15x9x900ミリと 9x9x900ミリが主材です。
・図で指定しているサイズにカット、加工してください。
・バレルとスライドボルトには10ミリ間隔で、ホールドとノッチを刻む必要があります。まあ気長にやってください。
・バレルの先に輪ゴムをかけるための切り込みを入れておきます。
・P7の先端には2ミリ程度の切り込みを入れておきます。
・道具は何を使えばいいの?どうやって加工するの? その種の疑問は自分で解決してください。
ちなみに作者は電動糸ノコ盤やピンバイスを使ってます。
・こちらは板材です。ホウ、アガチス、ヒノキ、シナベニヤ、あるいは素麺の箱をばらしたもの。お好みの材でどうぞ。
・プラ板も使います。プラ板はタミヤの1ミリ厚のプラバン推奨。模型店で売っています。それとつまようじも数本使います。
・板材のカットは図のとおり面倒ですが、めげずに頑張ってください。カットの正確さが仕上がりを決めます。
図面をpdfファイルで用意しました。
図面はこちら
右クリックで保存してください。(Windowsの場合)。
図面といっても実線だけの透視図で見づらいですが・・・。
印刷すれば各パーツの大きさ、位置を確認できます。
つうても印刷するにはA3対応のプリンタが必要です。持ってる人はほとんどいないかと(汗)。不親切さに輪をかけてどうもスミマセン。
(1) P1とP2を重ねて図の位置に2.2ミリほどの穴をあけます。つまようじが通ればOKです。
(2) P1にP8を木工ボンドで接着します。
・P1にトリガーバーを木工ボンドで接着します。のりしろは10ミリです。トリガーバーはP1より1ミリ下にはみ出るように接着してください。
・トリガーバーにP5とP6を木工ボンドで接着します。
(3) P2を木工ボンドで接着します。穴の位置がP1とずれないように注意してください。
(4) シアにペーパーをかけて8ミリ程度の厚さにしてから、P1とP2の間に入れます。
・長さ27ミリのつまようじを穴に通して軸にします。
・シアの下の穴に長さ30ミリのつまようじを通します。
(5) 図のようにフレームとバレルを重ね合わせ、フレーム側(図ではウラ側)から10〜13ミリの木ネジで取り付けます。
・バレル下面とフレーム下端の間隔は43ミリになるはずです。1ミリ程度の誤差は気にしない。
※木ネジ用の下穴が必要です。
(6) バレルから15ミリの間隔をあけてP7とP9をフレームに木工ボンドで接着します。
※この15ミリのスペース内にスライドボルトが入ります。
(7) トリガーを図の位置に置きます。トリガーの先端がP7に接触するようにしてください。
・トリガーが動かないように注意しながらP10とP11をフレームに木工ボンドで接着します。
※トリガーにボンドがつかないように注意してください。
・P3をフレームに木工ボンドで接着します。トリガー後端からキッチリ12ミリの位置を厳守してください。
・P4をフレームに木工ボンドで接着します。フレーム後端に合わせてください。
(8) P3とP4にグリップ左を木工ボンドで接着します。P3とグリップ左の前端を合わせてください。
・グリップ左の下部にP12を木工ボンドで接着します。
(9) トリガーとスライドボルトを図の位置に置きます。トリガーの先端がP7に接触するようにしてください。
・トリガー前方のシアとスライドボルトの位置合わせをします。シアとスライドボルトのノッチの間に2ミリの遊びをもうけます。