(10) スライドボルトが動かないよう注意しながらフレームすれすれのところでスライドボルトに穴をあけ、
長さ12ミリのつまようじを通しストッパーとします。
これでスライドボルトとシアの位置関係が保たれます。
(11) 発射プレート左をスライドボルトに合成樹脂系ボンド(木とプラスチックの接着がOKなタイプ)で接着します。
・発射プレートの斜面が1発目のホールドの直前にくるように位置を調整してください。
(12) 発射プレート右をスライドボルトに合成樹脂系ボンド(木とプラスチックの接着がOKなタイプ)で接着します。
・発射プレート左右がずれていないか確認してください。
(13) フレーム右側をかぶせ、図の4ヶ所を10〜13ミリの木ネジでとめます。
※木ネジ用の下穴が必要です。
(14) トリガーガードを木工ボンドでフレーム左とグリップ左に接着します。
・トリガーガードは端材を使って適当にデザインしてください。作者が作ったトリガーガードもなぜか実寸図と違います。
・グリップ右を木工ボンドでP3、P4、P12に接着します。
・輪ゴムを図のようにかけてトリガースプリング兼シアスプリングにします。
これで一応完成ですが、このままではスライドボルトが固くて動かないかもしれません。その場合はスライドボルトにペーパーをかけて調整してください。
トリガーはスコスコとスムーズに動く必要があります。こちらも動きが渋いようならペーパーで調整してください。
トリガーが遠い場合はトリガー前縁を半月状に加工してください。
ここまで読んで、やっぱり連発銃の工作はむずかしいかも ・ ・ ・ と思ったらガンロッカーの P210ちえみスペシャル のページに単発銃の図面があります。
この連発銃よりも工作はずっと簡単です。
作例です。こんな感じに仕上がります。
P201アイオー(Ai-Oh)と名づけてみました。
9ミリ厚の角材がメインなのでやたら直線的で武骨になってしまいました。
フレームとグリップはホウで作っています。
元になったP201改との比較。同じ基本設計なのにP201改の方がスマートだなあ。
輪ゴムはホールドの最後尾10番目から装填してください。1番目は最後になります。
装填の順番を間違えると射手に向かって逆発射されるかもです。気をつけてね
発射プレート(すなわちスライドボルト)を前にもどそうとするとシアが引っかかってしまいます。
シアを写真のように下げると発射プレートは引っかからずに前にもどせます。
1本の輪ゴムがシアスプリングとトリガースプリングを兼ねていますが、ここらへんもP201改ゆずりのアイデアです。
(2005年12月11日 記事追記)
それでは作動の様子を動画でご覧ください。シアを手で下げる様子も収めてあります。