ゴム銃のオッグクラフト
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手工具だけで20連発ゴム銃を作る(2/2)

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- 4. 組み立て-

p201クラシック

バレルとスライドボルトを左フレームパネルに借り置きして、スライドボルトのレールとなるインナーガイド前・後を左フレームパネルに接着します。

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トリガーグループを左フレームに置き、レールとなるトリガーガイドを左フレームパネルに接着します。あらかじめトリガーガイド下面にトリガーガードを固定するための切りこみを入れておきます。

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ラチェットシアとスライドボルトの最初のノッチの位置関係を調整します。ラチェットボックスが最前位置にある状態で、ラチェットシアとノッチの遊びが2-3ミリ程度になるようにスライドボルトを前後に動かして位置を決めます。

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位置が決まったら、フカヒレ型リリーサ(と取り付けベースになる小さなプラ片)をスライドボルトに接着します。この時、リリーサのタテ部分をフレームパネルにあてるようにします。

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リリーサの斜面が最初のホールドフックの直前にくるようにバレルを前後に微調整。位置が決まったら、バレルを左フレームパネルにネジどめします。

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グリップを左フレームパネルにネジどめしますが、トリガーの引きしろが7ミリプラス2-3ミリ(=ラチェットシアの遊び)となるように位置を決めます。

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右フレームパネルをネジどめ。これでおおむねカタチが出来上がってきました。あとはこまごましたパーツを取り付けるだけです。

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フカヒレ型リリーサの間にフロントサイトを作りつけました。

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フレーム後部にプラ板で作ったリアサイトをネジどめ。また両サイドにリアサイトガードを接着します。

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トリガーガードを接着します。

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インナーガイド先端に穴を空け、竹串のピンを差し込んで、トリガースプリング兼シアスプリング(輪ゴム)を引っ掛けるフックとします。

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このゴム銃はけっこう大型サイズなので、両手で保持して撃つパターンもありです。その際、前後に動くラチェットボックスに指をはさまないように、フレームパネルの両側にフィンガーガードを作り付けました。
これもオリジナルに元からあったパーツになります。

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作者の作品の中でも、なぜかこのモデルだけが装備する残弾インジケータ。極細サインペンで、手描きして糊で貼り付けました。PCで印刷すれば楽なんですが・・・。

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ラチェットボックスとゴム掛け用のフックに輪ゴム(トリガースプリング兼シアスプリング)を引っ掛けて終了です。
あと、摺動部の動きがしぶい場合は紙やすりで磨いたり、紙で作ったシム(スペーサ)をフレームパネル内側にかませる等、調整が必要です。

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グリップはそのままではベニヤの層が見えてあまりきれいではないので、ラッカースプレーで不透明塗装してみました。

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ほぼオリジナルどおりのカタチとサイズに再現できたと思います。
名称はP201クラシック。
直線的なデザインですが、これはカッターナイフでカットするという加工上の制約から必然的に生まれたものです。

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当時の設計思想を踏襲して、マズルマウスは上あごのほうが前に出ています。

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もちろんオリジナルと微妙に異なる部分も・・・。
まず、ネジどめの強度を確保するため、フレームパネル後部を5ミリほど幅広にしています。
あとは利き手に関係なく操作できるよう本来片側だけだったラチェットボックスの小窓を両サイドに設けました。
グリップもベニヤを左右1枚ずつ増やし、厚くしています。

p201クラシック

p201クラシック

こってりしたグリップと対照的に本体は水性のクリアウレタンで軽く仕上げています。

p201クラシック

p201クラシック

プラ製のリリーサはその薄さが功を奏し、装填済みの輪ゴムに押し返されるような嫌な挙動もなく、キレがよいです。オリジナルゆずりのジャムレスな作動は快調そのもの。
ついでに説明すると写真の状態では残弾は13発です。

p201クラシック

p201クラシック

以上、古式製法によるP201再現プロジェクトでした。

p201クラシック

このプロジェクトで使った図面をデジタルデータ(PDF)化してみました。試してみたい人は下記のリンクからどうぞ。(A3よりわずかに大きくなってしまったので複数枚に印刷するなど工夫してください)
ただし、工作時および使用時のアクシデントや怪我については自己責任でお願いします。
それとこのデータは個人の楽しみの範囲内でご利用ください。利益を得る行為へのデータの利用は厳にお断りします。

P201クラシック図面(PDF)

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2014.8.24 UP

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