ゴム銃のオッグクラフト
OGG CRAFT'S GUN LOCKER
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2008年夏 工作教室のキット
京都学研都市 私の仕事館で開催

2008年8月、京都学研都市の私のしごと館でゴム銃の展示会と工作教室を実施しました。
教室は午前、午後の2回制。合わせて約50挺のキット(と同数の割りばし鉄砲)を組み立ててもらいました。
内容は前年12月の工作教室 とあまり変わりません。
なので今回は使用したキットについて説明してみたいと思います。

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会場の様子です。

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展示コーナー。
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今回のインストラクターの面々。

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これが工作キットです。あらかじめ、1セットずつ袋に入れておきました。

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袋の中味です。キット本体のほかに、ミニボトル入りの木工ボンド、紙やすり、ペーパータオル、両面テープ、輪ゴム、図面を同梱しました。

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前回の教室では木工ボンドを紙の上にしぼり出して使ってもらったのですが、思ったよりもすぐに表面が乾き、ひんぱんに補充する必要がありました。そこで今回はあらかじめミニボトルにボンドを詰めて各自に配ることにしました。
ただ、本来はソースとかを入れるボトルなので、粘度の高い木工ボンドはとても詰めにくく手を焼いたのでした。あっち立てればこっち立たずです。

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銃の本体パーツです。主要なパーツには番号をふってあります。あらかじめカットして、軸の取り付けまで終わった状態で受講者に提供しました。ここまで段取りするのは一見やり過ぎかもしれませんが、ここまでやっておかないと大人数の工作教室はそうそうスムーズには進んでくれないものです。

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パーツにはカットした際にできるささくれ(バリ)をわざと残してあります。組み立ての前にささくれを紙やすりで仕上げてもらって、少しでも工作感を味わってもらおうという作戦です。単純ながら、人による巧拙が出る作業です。

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ささくれの処理が終わったらいよいよ組み立てです。まず、フレーム1にトリガーを仮置きし、グリップを接着します。グリップ上端がトリガーのストッパーを兼ねているため、位置合わせが重要です。

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次にバレルをフレーム(左)に接着します。

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ボンドの乾燥待ちの間に、グリップのサイドパネル2枚に紙やすりをかけてエッジを丸くしてもらいます。手で握るところなので、できるだけ入念にやってもらいました。

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竹製のトリガーガードをバレルとグリップの凹部に引っ掛けるようにして接着します。

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フレーム(右)をかぶせるようにして接着します。

ここで、いったんキットの作業を中断。割りばしだけを使った伝統的なゴム鉄砲を作ってもらいます。この寄り道作業もそれなりに時間がかかるので、出来上がったころにはボンドもおおかた乾いているだろうという計算です。

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割りばし鉄砲が組み終わるころには思惑どおりボンドも問題のない程度に乾いています。
最後の仕上げとして、グリップにサイドパネルを貼り付けます。両面テープで仮貼りしているだけなので、家に持ち帰ってからはがして磨き直したり、塗装できる余地を残しました。

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あとはバレル下部のピンとトリガー下部の凹みに牽引用の輪ゴムをかければ完成です。

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説明ではあっという間にできてしまいましたが、実際はなんやかんやと完成するまでに1時間半近くの時間をかけたのでした。

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完成品の試射シーン。オーソドックスなゴム銃ですが、トリガーガードとグリップパネルをつけると、けっこう所有感が満たされる形に仕上がります。奥の銃は一緒に作った割りばし鉄砲です。

2008.08.25 UP

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