2007年12月2日、関西文化学術研究都市(京都南部)にある私のしごと館で、ゴム銃工作教室と展示会を敢行しました。
ここはその計画都市っぽい地名どおり、”リッチ”感というか”特区”感のあるところです。ふと上を見上げても無粋な電柱や電線は見当らず、とてもクリーンで空が広いです。
私のしごと館です。
マスメディアにもひんぱんに登場し、とても有名な施設です。外観も立派ですが、中もゴージャスです。
で、その中にある・・・
企画展示室が工作教室の会場です。
入り口にはプラズマTVを設置。ゴム銃の実射シーンを流して、人目を引こうという作戦です。
今回の教室は工作希望者にその都度、教えるのではなく、午前・午後の2回、人数限定で行いました。
太い柱がちょいと邪魔ですが、部屋のスペースは40メートル四方ほどあり、メチャ広いです。
朝一から閉館時間まで、この広大なスペースを占有するという、とてもリッチな教室になりました。その代わり、準備の時にあちらからこちらまで、何回も歩きまわることになって、けっこう足が疲れました。
工作教室の指導員です。
工作教室と平行して、作品の展示会も行いました。見学は自由です。
アクリルカバー付きの本格的な展示台も用意してもらいました。
こういうケースに収まると手製のゴム銃もそれなりに見えるから不思議です。料理も器しだい、というところでしょうか。
こちらは、ゴム銃仲間からいただいた作品です。
作ったあとのお楽しみ用に試射コーナーも設けました。
日本ゴム銃射撃協会公式競技の的もあります。
今回の教室用にデザインしたゴム銃です。予備を含めて、50セット用意しました。
ただこの教室、「当日申し込み制」だったので、予定したとおりに人が集まるのかしらん、と最初は心配でした。
もっとも心配は杞憂に終わりました。
これを目当てにわざわざ足を運んでくれたファミリーもけっこういて、午前、午後とも、早々に申し込み締め切りとなりました。
ありがたいことです。
キットを配って ・・・。
工作教室スタートです。
袋の中身のパーツはカット済みですが、加工時のささくれ(バリ)はそのまま残してあります。
まずペーパーをかけて全てのパーツのささくれを仕上げてもらいました。
ペーパーがけが終わったら組み立てです。
作業はボンドでパーツを接着するだけ。模型を用意してホワイトボードに貼りつけながら手順を説明しました。
ボンドの乾燥時間をかせぐために、グリップのサイドパネルをペーパーで磨いてエッジを丸くしてもらいます。
慣れない人にはかなりの重労働です。
磨き終わったグリップ側板を両面テープで本体に貼り付け、最後にトリガーに牽引用の輪ゴムをかけて完成です。
工程は磨いて組むだけなんで、20分もあれば終わっちゃいそうな感じですが、ペーパーがけにじっくり時間をかけたので、実際は袋をあけてから完成するまでに1時間以上を要したのでした。
乾燥待ちのダメ押しとして、最後に写真の割りばしゴム銃を作ってもらいました。これが出来上がったころにはボンドもほんとんど乾いているという計算です。
完成後は、試射コーナーで的撃ちに興じてもらいました。
結果として、午前、午後の2回で計44挺のキットと同数の割りばしゴム銃を作ってもらいました。
全国児童館フェスタ2006 の時は鬼のように忙しかったのですが、今回は時間制&人数制限制の教室にしたことで、目を回さずに済みました。
このやり方、キットも質のいいものが用意できる上、教える方の負担も少なく、とても理想的です。
ただ、タイミング悪く、数日前から風邪をひいてしまい、声が出なかったのがちょっと残念でした。ゲホゴホガホッ。
2007.12.09 UP