ステップアップ方式のセミオート連発銃、P403カイマンです。
単発銃ライクなスリムなボディにセミオート連発機構を搭載。トリガーの引きではなく、戻し動作で輪ゴムをせり上げる機構(半ずらしステップアップ)を搭載しました。
可動パーツはトリガーだけです。
トリガー上部のホールドフックはノコ刃型。
6発の輪ゴムをフル装填したところ。
トリガーを引くとホールドフックがフレーム内に沈降。輪ゴムはいったんホールドフックからフレームの各ステップに移りますが、最上段の輪ゴムのみ行き場がないためそのまま発射されます。
トリガーを戻す際、各ホールドフックが輪ゴムを一斉に押し上げ、さっきよりひとつ前方のホールドフックへ輪ゴムが移動。
あとはトリガーを引くたびにこれが繰り返されます。
この動作、P402クロスオーバー のそれとよく似ています。
左側から。
右側から。
ボディ後部にトリガー戻し用の輪ゴムを配置。張りを強めにしないとうまくステップアップしてくれません。
トリガーが回転軸から近く、かつそれ自体短かいため、トリガープルは重いです。
ボディを大きくして回転軸をもっと上方へ移せばましになるはずですが、今回はスリム化がコンセプトだったため目をつぶりました。
フレームパネルの前端部は高さ10ミリ程度しかありません。
グリップ。墨流しの入ったメープルがワンポイントになっています。
カイマン(ワニの一種)の横顔のような形をしたフレームパネルです。
フレームパネルとトリガーはシナベニヤ。バレルは9ミリ角のヒノキを使用。
「百聞は一見にしかず」ということで射撃動画をご覧ください。
射撃動画
<制作年> 2013年8月
<モデル名> P403 CAIMAN カイマン
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 400ミリ
<銃身長> 260ミリ
<装弾数> 6発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> シナベニヤ、ヒノキ、MDF、メープル
<仕上げ> -
2013.08.18 UP