これは今回のイベントで用意したキット。
あらかじめ1挺分を輪ゴムでしばりワンセットにしています。
こうしておくと配るのも楽ちんなのでありました。
完成するとこうなります。
一見ふつうの割りばしゴム銃ですが、今回のイベントにあわせた特別仕様になっています。その仕様とは ・・・?
特別仕様 その1
バレルと右フレームにあらかじめピンを固定しておきました。
お客さんにちゃっちゃと組み立ててもらうにはある程度、半完成品の状態で提供するのが手っ取り早いのでした。
特別仕様 その2
右フレームのピンにトリガーとグリップを差し込むだけで自動的に位置が決まるしかけです。
特別仕様 その3
バレルのピンに輪ゴムを引っ掛けてグルグル巻きつけるだけでバレルとフレームが固定できます。
特別仕様 その4
トリガーのうしろ側を斜めにカットして前後の判別を容易にしました。ついでに牽引ゴム用の切り込みも入れておきます。
さらに斜めにカットしたところの角が立っていたので、面取りまで施したのでした。
我ながら仕事の細かさに涙がちょちょ切れそうです。
特別仕様 その5
1挺ずつあらかじめ左右フレームのペアを決めておき、割りばしの反りの相殺を図りました。
左フレームには右フレームと合体するための穴が2ヶ所あけてあります。
特別仕様 その6
前準備の段階で右フレームにピンを固定する時、いちいち左右フレームを目視で確認するのも面倒です。
そのため右フレームの穴は貫通させず盲管にして、ひたすら「貫通してない方」にピンを差し込んでいけばオーケーというふうにしてみました。
特別仕様 その7
フレームのピンの先は紡錘型(ぼうすいがた)になっています。
こうしておくと組み立てる時に各パーツがはめやすいはずです。
特別仕様 その8
フレームは割りばしそのまんまですが、あらかじめ先端を木工ボンドで接着しておきました。
そのままでもぜんぜんかまわないのですが、条件反射的に割りばしを割ってしまう人が出るかも、と邪推したわけです。
以上の特別仕様はお客さんの回転率を上げるため「教えやすく、作りやすい」をモットーにひねり出したのですが、はなから自分で作ろうとしない子も多く、せっかくの苦労も甲斐がなかったりします。
「センセー、ワカラヘン、ツクッテ〜」攻撃に有効な対処法はなにかないものでしょうか?
・・・うーむ。
2006.05.28 UP