サクサクと作りやすくて ・・・
まあまあ見栄えがよくて ・・・
そこそこ連射がきいて ・・・
それらをコンセプトに作ってみたのが、これから紹介する量産型短機関銃 P212ぷるお〜と です。
量産型ということで既存のテクニックを大幅に流用しました。
具体的にはP207ダンマック のスペックダウンバージョンといえます。
フカヒレ型リリーサを手動でスライドさせる擬似フルオート方式で輪ゴムを撃ち出します。
作者がよく使う手なんですが手軽にそして確実にフルオート風味の連射が楽しめるのです。
バレルとホールドフック部は1本の角材からできています。ホールドフックは角材に切り込みを入れただけの簡単仕様。
とはいえ、これだけの数を刻むのはそれなりに根気がいります。量産化のネックとなる箇所ですね。
2つのマズル部を持つ固定式タンデムバレル(前後複座バレル)です。この連頭方式も作者の十八番であります。
フカヒレ型リリーサの斜面で輪ゴムをホールドフックから押し上げて発射する仕組みです。
全弾発射に2〜3秒かけるつもりでフォアグリップをスライドさせると、タタタタタタッ!と軽快に輪ゴムが連射されます。
25連発です。
ホールドの間隔をもっと密にすれば装弾数は増えますが、量産型ということであまり無理をしないことにします。
またキレのよい連射感を味わうためにはホールドの間隔はある程度、余裕を持たせた方がよろしいようです。
直交するフレームとフォアグリップです。
一見、木製のスコヤ(直角定規)のようです。
グリップはケヤキ製。
主材は10ミリ角のラミン材です。
できるだけ単一の材料を使うとそれだけ段取りの手間が省けます。これ、量産モデルの必須条件ですね。
「百聞は一見にしかず」ということで、射撃シーンを動画でご覧ください。
<制作年> 2006年9月
<モデル名> P212 PULL AU☆TO ぷるお〜と
<カテゴリー> サブマシンガン
<全長> 555ミリ
<銃身長> 205〜320ミリ
<装弾数> 25発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> 擬似フルオート
<素材> ラミン10ミリ角材、ラミン薄板、ケヤキ、木ネジ
<塗装> 無塗装(グリップのみウレタンニスで着色仕上げ)
2006.10.01 UP