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P202 スリム
OGG CRAFTの手作りゴム銃・ゴム鉄砲
22年ぶりに制作した10連発コンパクトモデル

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日本ゴム銃射撃協会に入会したのをきっかけに、22年ぶりにゴム銃制作に手を染めることにしました。
すでに1979年に作ったP201 という連発モデルがありますが、せっかく作るならP201とは違ったスタイルにしたかったので、ボディのスリム化をコンセプトにして、メカを刷新したのがこれから紹介するP202スリムです。
のこぎり型ホールドフックとフカヒレ型リリーサによる連発機構は基本的にP201と同じ。
リリーサの斜面で輪ゴムを押し上げて発射する仕組みです。

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小型モデルながら装弾数は10発とがんばってみました。
写真は輪ゴムをフル装填した状態です。

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スリム化を達成するためにデザインした機構部です。
同じ溝の中にトリガーの回転軸とリリーサのレールを収めることで、大幅に省スペース化を実現。フレーム高をわずか10ミリにおさえることに成功しました。

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フレーム、バレル、トリガーはヒノキを使用し、木彫オイルで控えめに仕上げてあります。
グリップはアガチス製。当初、水性ニスで仕上げましたが乾燥後もべたつき感が残って不快だったのですが、同じシリーズのつや消しニスで上塗りしたところ、さらっとしたプロテイン塗装風になり、"さわりごこち"も向上しました。
ホールドフックは塩ビ板で作りましたが、このモデルを制作した時点ではろくな道具もなかったため、加工しやすいプラスチックを使わざるをえなかったのでした。

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ゴム銃仲間のボーイさん制作の高級割りばしゴム銃との比較を敢行してみました。
P202スリムが割りばしゴム銃なみに細いことがわかります。
22年の空白期間を経て、久しぶりに制作したゴム銃ですが、機構的に満足できるものに仕上がったと思います。


● 諸 元 ●

<制作年> 2001年4月
<モデル名> P202 SLIM スリム
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 295ミリ
<銃身長> 225〜270ミリ
<装弾数> 10発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> ヒノキ、アガチス、塩ビ板、プラ板、つまようじ、輪ゴム、木ネジ
<塗装> 木彫オイル仕上げ グリップのみ水性つや消しニス仕上げ

2001.04.08 UP(但し、初公開は「ゴム銃のページ」のガンロッカーでした)

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