P201(改)制作当時(1979年)、スペックの低さからボツになったアイデアをカタチにしてみました。
おおぶりでもっさりした格好をしていますが5連発です。
見てのとおり、瞬間解放式のホールドフックを直列に並べて連発としたものです。
P201(改)のたたき台になったアイデアなのでTRIAL-ONE(トライアル・ワン)という名称にしてみました。
背丈のちがうホールドフックが5本並んでいます。
トリガーを引くと前方のフックから順番に輪ゴムが発射されるという仕組みです。
5発しか装填できないわりには、けっこうややこしい構造になっています。
ホールドフックの下にスライドボルトがひかえています。
トリガーを引くとラチェット機構により、1発分だけスライドボルトが後方に移動。ホールドフックが倒れて輪ゴムを発射します。
引き金を引くたびにスライドボルトがフレームのおしりからズンズン突き出してくる仕様です。
写真は3発の輪ゴムが発射されたシーンを再現しています。
ラチェット機構が今ひとつしゃっきりせず、今のところ作者が撃たないとうまく連射できません。
なによりもスライドボルトが銃のおしりから突き出てくるのが不細工ですね。
洗練度ではP201(改)に遠く及ばず、当時ボツになったのもうなづけます。まあ、こんなものがあったということで、今回はこのへんで。
<制作年> 2003年6月
<モデル名> P002 TRIAL-ONE トライアル・ワン
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 400ミリ
<銃身長> 245〜310ミリ
<装弾数> 5発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> ヒノキ、アガチス、つまようじ、輪ゴム
<塗装> −
2003.06.15 UP