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糸ノコ盤 ユタカ YC-50F
ユタカ糸ノコ盤

二代目の糸ノコ盤、ユタカ YC-50Fです。

フトコロ寸法50センチ、重量25kgと初代のプロクソン機に比べると圧倒的な存在感です。
ゴム銃作りには少々(というより完全に)オーバースペックですが、中途半端なものを買って後悔するよりも、と思い手に入れました。
メーカーでの位置付けはアマチュア中級用らしいのですが、青竹色のメタリック塗装が業務用機的な雰囲気さえかもし出しています。

ユタカ糸ノコ盤

速度可変用のボリウムも松下の汎用品をそのまんま付けているところが愛想がないというか質実剛健というか、業務用機っぽいです。
筐体は下から見ると中身が丸見えですが、筐体内いっぱいにモータが鎮座しているというか吊るされています。
はじめ、この糸ノコ盤を床において試運転した時は驚きました。
振動が凄くてテーブルがぶるぶる震え、とても使用できる状態にありません。

どうやら、がっちりした台に固定して使うのが前提のようです。
うーん、手ごわいぞユタカ。

ユタカ糸ノコ盤

そこでまず厚めのベニヤ板で底板を作り、糸ノコ盤を底板にボルト止めしました。
そして底板をバイスで台に固定して使っています。
とはいえ、肝心の台がそれほどしっかりしていないため、特定の回転数で台ごとはげしく共振してしまいます。
しかたないので、今は共振の発生しない回転数を選んで作業しています。
そのうちしっかりした台に替えてやる〜、と思いつつ2年が経とうとしています。(2005年1月現在)

ユタカ糸ノコ盤

この糸ノコ盤はテーブルの下がオープンなので、そのまま使うと切りくずがどんどん筐体にふり積もってしまいます。
そこで最初に作ったのがこの鳥の巣箱のような集塵ボックスです。

ユタカ糸ノコ盤

この糸ノコ盤、アマチュア用のせいかテーブルはアルミダイキャスト製とそれなりで、テーブルの裏面には格子状のリブが立っています。

ユタカ糸ノコ盤
ユタカ糸ノコ盤

ちょうどこのリブに、カポっとはめこめるように集塵ボックスをデザインしてみました。
ただはめこんでいるだけでは、振動で落っこちてしまうのでつっぱり棒で支えます。
ボックスの丸い穴に塩ビ製の洗濯機用パイプを突っ込み、パイプのもう一方を掃除機につないで吸塵しています。

ユタカ糸ノコ盤

さらなるカスタマイズとして、アルミのテーブルにシナベニヤの板を両面テープで貼りつけ、角度切りガイドを使えるようにしました。

ユタカ糸ノコ盤

プロクソン機で角度切りガイドがそれなりに活躍していましたので、この糸ノコ盤でも使えるようにしたかったのです。
角度切りガイドは他社のバンドソー用を流用しました。

購入した機械をそのまま使うのではなく、自分が使いやすいように工夫するのも、これまた楽しいものです。

ユタカ糸ノコ盤

この糸ノコ盤には刃の張力を調整する機能はありませんが、デフォルトでも刃は充分に張っており、プニプニだったプロクソン機とは全然違います。
刃の交換もスムーズです。
上下の蝶ネジをゆるめて、新しい刃を差し込んでまたネジをしめるだけ。
昔ながらのオーソドックスな方法でワンタッチとはいきませんが、簡単に交換できます。

肝心の性能ですが、板を切っても断面が垂直になってくれるので安心して加工ができます。
糸ノコ盤の加工性能はやはり価格に比例するようです。
この糸ノコ盤、当分の間、作者のメイン機として活躍してくれることでしょう。

最後にあえて苦言をいうと、この機は使用者に振動対策を強いるところが難点でしょうか。
買ってきて机にポンと置いただけでは、その振動にびっくりすること請け合いです。
購入前は重いので振動もほとんど吸収するのでは、と期待をしていたのですが、見事に予想ははずれてしまいました。

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