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糸ノコ盤
プロクソン コッピングソウテーブル No.28089
プロクソン糸ノコ盤
ダークグリーンとイエローの色使いが印象的な本体

作者にとって糸ノコ盤がないとゴム銃作りはお手上げです。
(手ノコだけでゴム銃作りに挑戦している人、ぜいたく言ってゴメン)
写真のものは作者が初めて購入した糸ノコ盤で、どこのホームセンターでも扱っている製品です。
可変速タイプで、フトコロ寸法は30センチです。

小物作りにはこのフトコロでもだいじょうぶですが、作者がこの糸ノコ盤で初めて作った作品がよりによってナガモノの電動機関銃でした。
フトコロ以上の長さのパーツのオンパレードで切り出しに苦労しました。

この糸ノコ盤の長所はずばり異様ともいえるコンパクトさでしょう。
そのコンパクトさに惹かれて作者も購入しました。

プラ製の筐体を採用した軽量なもので、テーブル上で作業できるお気軽な糸ノコ盤です。
ただ実際テーブル上で作業すると本体が振動で動き回るので追っかけながら、あるいは押さえつけながら作業しなければならないので、作者は作業机に固定して使用しておりました。
普通、2万円以下の廉価版の糸ノコ盤はピンエンドタイプの刃を使うことが多いですが、ピンエンドタイプは刃の種類も少なく、糸ノコ盤でいろいろ試してみたい人にはそのうち不満が出てくると思います。

その点この糸ノコ盤は純正のノコ刃を使うことになっていますが、一般規格のノコ刃も切断すれば使用可能で、さまざまな種類のノコ刃を試すことができます。

といいながら作者は純正のもので充分事足りましたが。

プロクソン糸ノコ盤
専用ノコ刃と加工用ガイド

角度切りガイド、直線切りガイドなど加工をサポートしてくれるパーツが付属しているのも得点高いです。
実際にこの直線切りガイドを使って、バレルのひき割りに成功したこともあります。(・・・って、バンドソーじゃあるまいし、今考えれば、たまたまうまくいっただけの話ですが)

とにかく糸ノコ盤は欲しいけど、でかくて高価なのはちょっと、と言う人にはぴったりでしょう。

もちろんコンパクトゆえの欠点もあります。

ひとつは定格使用時間の短さです。
15分以上は回すな、とあります。
搭載しているモータは筐体に見合った大きさしかありませんので長時間の使用に耐えられないのです。
糸ノコ盤はカットスピードが毎秒数ミリと遅いので15分なんてあっという間に過ぎてしまいます。
せめて30分はクリアして欲しいところです。

もうひとつは刃の張力が弱いことです。
装着された状態でも刃の側面を押すとプニプニ動きます。
一応、張力は調整できることになっていますがほとんど効力がありません。
そのためちょっと厚めの木だと切断面が垂直になってくれません。
実用上は薄い板専用と割り切って使う必要があります。

最後にもうひとつありました。
それは刃の交換が面倒くさいということです。
刃の交換には筐体内のピストンが上死点に位置している必要があるのですが、ピストンはなりゆきの位置でしか止まってくれないのです。

そのため何回もスイッチをON・OFFして、ピストンが上死点に来るよう調整しなければなりませんが、これが完全に運まかせ・・・。

そういった欠点がありながらもこの糸ノコ盤のおかげで作者はかなりの数のゴム銃を作ることができましたので、ありがとうプロクソン、と礼を言っておきましょう。

でもさようならプロクソン、ということで今はもう手元にありません。

次のオーナーのもとで元気に活躍していることを願っているしだいです。

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