(12) 銃身の根元とトリガーの先端に、トリガースプリングとして輪ゴムを1〜2本張ります。輪ゴムをトリガーに強く数回巻きつけるようにすると、はずれにくくなります。
(13) これで完成です。
以上、輪ゴムだけで組み立ててますが、木工ボンドを併用すれば、より確実なものができるかと。
輪ゴムで割りばしのパーツを固定する方法についてはハンターさんの こちら のページが参考になります。
バースト制御棒というささやかなデバイスを追加していますが、この銃で連発セミオートさせるには、これから説明する装填方法がキモになります。
(14) まず、トリガーを少し引いて中立の位置にします。装填が終わるまでこの状態をキープすること。
(15) 銃身の先に輪ゴムを掛け・・
(16) トリガー上端へ引っ掛けつつ・・
(17) バースト制御納の下にくぐらせながら、さらに後ろへ引っ張り・・
(18) グリップ上端で折り返して・・
(19) トリガー上端へ引っ掛けます。これで1発目が装填できました。トリガーを引いている指はまだゆるめてはいけません。
(20) 続けて、同じ要領で3発の輪ゴムを装填していきます。トリガーを引いている指はあくまで中立位置を保つこと。
(21) 最後の5発目だけ、銃身の先とトリガー上端へストレートに装填します。
これで5発の装填が完了しました。もうトリガーを引く指をゆるめてもだいじょうぶです。
厳密に言うと、1発目はバースト制御棒の下をくぐらせなくてもよいのですが、装填方法があれこれ変わるとわけがわからなくなるので、とりあえず同じ方法で統一しました。
あとはトリガーを引くたびに輪ゴムが1発ずつセミオートで発射されます。 その仕組みについてちょっと解説。
トリガーを引くと、その上端が前傾。
輪ゴムが発射されますが、下の4発の輪ゴムは、そもそもうしろからトリガー上端に引っ掛けられているため、発射されることはありません。
トリガーを戻すと、上端が後傾。次の輪ゴムがうしろへ滑り出し、グリップとバースト制御棒で折り返されたあと、あらためてトリガー上端へ引っ掛かります。
この時、その輪ゴムだけでなく、それ以外の輪ゴムもいっしょにうしろへ滑り出しそうなものですが、実際に滑り出すのは上位の1発だけです。
これは、バースト制御棒のなせるわざ。この棒に輪ゴムを回し掛けすることで、輪ゴムの装填ラインの一部をオフセット。
上位の輪ゴムが下位の輪ゴムの滑り出しを防ぐストッパーとして機能することに気がついたのでした。
あとはトリガー操作のたびに、1発ずつ輪ゴムをトリガー上端へ前向きにセットし直すセミオートマチックな動作(発射→セット→発射→セット)が繰り返されます。
実はバースト制御棒がなくても、グリップに回し掛けするだけでも、うまくセミオート動作する場合もあります。
ただ、複数の輪ゴムがいっしょにうしろへ滑り出すこともままあり、いまいち動作が安定しません。
・・・まあ、この説明だけではわかりにくいと思うので下の動画を見てイメージを補完してください。
おのおのの作品の出来具合や輪ゴムの装填状態について作者は責任を持てません。場合によっては輪ゴムが射手に向かって逆発射され、顔や目を直撃する可能性もあります。そのためこのコンテンツを元にゴム銃を作成する場合は、あくまで自己責任ということでお願いします。
以上、割りばしゴム銃で連発セミオートさせる方法でした。
2011.11.23 UP