ゴム銃制作では軸穴をあけることがやたらと多いです。
当然、軸穴は材に対して垂直にあける必要があります。
それをいとも簡単にやってくれるのがボール盤です。
糸ノコ盤が飛車ならボール盤はさしずめ角、といった存在でゴム銃作りには欠かせない電動工具です。
作者の使っているものはホームセンターで買った安価なものですが、重宝しています。
普通、ボール盤って、でかくて部屋に持ち込むのは相当の覚悟がいりますが、このボール盤は大変コンパクトで置き場所に困りません。
設置面積はわずかB5サイズ。
小さいながらもベースは鋳鉄製なのでそこそこ重く、安定感も充分です。
値段が値段ですから本格的なものに比べれば当然トルクが弱いのですが、ゴム銃作りに関しては特に不足を感じません。
可変速タイプです。側面のツマミで無段階に調整できます。
定格使用時間が30分に制限されていますが、穴あけ作業自体が数秒程度で終わってしまうのでまったく問題なしです。
フレキシブルシャフトを付けてリュータの動力源にするといった時間を食う使い方には不向きでしょう。
10ミリ径のドリル刃まで取り付け可能です。
さすがにこのサイズの穴をあけようとするとトルク不足を感じます。
価格ですが一万円札を出せば3〜4枚、千円札がキャシュバックされるはずです。
木工で小さな穴をあけるだけならおすすめです。