続きです。これが前ページで紹介した手法をそのまんま使ってでっちあげた作品バージョンです。
名称ですが、棒(BAR)が要の銃(ARM)と言う意味を込めてB-ARM(ビーアーム)としました。
やや異形のトリガー周りが特徴です。
トリガーはドーナツ型を採用。
基本は割りばしゴム銃と同じなので、これが唯一の可動パーツです。
ハーフタイプのトリガーガードはトリガーストッパー兼用です。
輪ゴムの逆発射を防ぐためにマズルのゴム掛け部分を深くしました。
BAR(棒)を名前に冠してはいるものの、この作品には割りばしバージョンのような独立した横棒はなく、トリガー軸を延長して、その替わりとしています。
トリガー軸の突き出しは約10ミリですが、これはちょうど輪ゴムが絡みやすい長さです。
そこで、バルジ状のパーツを後付けし、輪ゴムの絡みつきを防ぐことにしました。
10発の輪ゴムを装填したところです。
9発は回し掛け、最上段の1発のみストレート掛けです。
主材は6ミリ角のヒノキの角棒です。
グリップにはタモを使用。
仕上げは全体をサンディングシーラで下地処理した後、クリアラッカーを吹き付けました。
オプションのバトルトリガーです。
ドーナツ型に比べるとカタチは素っ気ないですが、20連発というパワープレイが楽しめます。
20発の輪ゴムを装填したところです。
銃というよりこれから何か編みモノが出来上がるんじゃないかという様相を呈しています。
作品の仕上がりや輪ゴムの状態、装填方法によっては、輪ゴムが射手に向かって逆発射され、顔や目を直撃する可能性があります。このページを見て、作ってみようかな〜と考えている人がいるかと思いますが、使用上発生するアクシデントについては、作者はその責を負いません。試される方はあくまで自己責任でお願いします。
このページのアップとあわせて、「子供の科学 2009年3月号」(誠文堂新光社)に、類似モデルの工作記事を掲載しました。
よく見ると、ビーアームのフォルムの中にこの工作モデルがそのまんま隠れています。
「百聞は一見にしかず」ということで、実射シーンを動画でご覧ください。
割りばしバージョン
<制作年> 2008年11月
<モデル名> 特になし
<カテゴリー> 割りばしゴム銃
<全長> 適当
<銃身長> 200ミリちょっと
<装弾数> 5発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> 割りばし、輪ゴム
<塗装> -
作品バージョン
<制作年> 2008年11月
<モデル名>P607 B-ARM ビーアーム
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 360ミリ
<銃身長> 225ミリ
<装弾数> 10発(ドーナツトリガー)、 20発(バトルトリガー)
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> ヒノキ、タモ(グリップ)、竹串
<塗装> クリアラッカー仕上げ
子供の科学掲載バージョン
<制作年> 2008年11月
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 360ミリ
<銃身長> 210ミリ
<装弾数> 5発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> ヒノキ、竹串
<塗装> -
2009.2.10 UP