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P606 サスケ
OGG CRAFTの手作りゴム銃・ゴム鉄砲
スラローム型ホールドフックで連発セミオート化
動画もあります

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2連発ストイックシリーズのひとつ、P606サスケです。
傾倒滑射方式のホールドフックの形を工夫するだけで、セミオート化を果たしたモデルです。
機構のあっけなささは歴代の作者の作品の中でも最右翼に位置するかもしれません。

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このモデルの要、ナルト巻き状のホールドフックです。
さすがにこの形に切り出すのは糸ノコ盤がないとしんどいです。

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輪ゴムを2発装填したところです。前後に並んで、輪ゴム装填用のホールドフックが2つあります。
そして、その2つのホールドフックの間を割って入るように、上からフィンガー状のシアが下がるという構造です。

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トリガーを引くとホールドaから1発目(緑色)が発射、同時に2発目(赤色)がホールドcからシアbへ移動します。
トリガーを戻すと、シアbからホールドaへ2発目が移動。
再度トリガーを引くと、2発目が発射されるという仕組みですが、イメージを補完すべくアニメーションをこしらえてみました。
名称は輪ゴムが枝から枝へひょいひょいと飛び移るそのさまからサスケと名づけました。

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新趣向のハーフトリガーガードです。トリガーの先端と突き合せになるという奇をてらったデザインにしてみました。とはいっても、見た目の奇抜さだけを狙ったわけではなく、トリガーストッパーとしての機能も持たせています。

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ストイックシリーズを作る上で作者が自分に課したテーマは「セミオートの仕組みとグリップのデザインは前作を踏襲しない」というものでした。
しかしながらさすがに6作目ともなるとネタ的にかなり苦しいものがあるのも確か。
そこで今回はグリップデザインとして、理科実験室にあるフラスコをイメージしてみました。素材はきれいな杢(もく)が出たブナです。

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フレームとバレルはヒノキ。強度の必要なトリガーとトリガーガードはシナベニヤです。

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オプションで4連発用のトリガーも作ってみました。糸ノコ盤の刃を通しただけの、スキーのシュプールのような切り込みが特徴的。
動作は2連発のものと同じです。

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このモデルで採用したセミオート機構、切り込みの形状と輪ゴムの動きにちなんで、スラローム方式と呼ぶことにします。

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「百聞は一見にしかず」ということで、射撃シーンを動画でご覧ください。

射撃動画


● 諸 元 ●

<制作年> 2008年9月
<モデル名> P606 SASUKE サスケ
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 395ミリ
<銃身長> 275ミリ
<装弾数> 2発、 4発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> ヒノキ(フレームおよびバレル)、ブナ(グリップ)、シナベニヤ(トリガーおよびトリガーガード)、ヒートン
<塗装> -

2008.09.23 UP

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