ステップアップ方式の連発銃、P314モノノフが完成。
バレル、コアフレーム、トリガーガード、グリップベースをモノフレーム化してひとつに集約。同タイプの P303ギザ66° に比べると、パーツ点数は3分の1(18点から6点)に。
左側から見ると、典型的なステップアップ機構ですが・・・
右側からの眺めでは様相が一変。途中で断ち切られたようなリアパネルやえぐられたリリーサがまるでカッタウェイモデルのよう。
装弾数は6発。
このように、輪ゴムは左側のホールドフックにオフセット装填されます。
この構造は「輪ゴムをホールドするギザギザは片側だけでも事足りるんじゃね?」という発想から。
左右のギザギザで保持する従来型のリアパネルもついでに作成して換装したところ。
当然、リリーサの形状もそれに合わせています。見た目の安定感はこちらが上なので、もし量産するならこのタイプに落ち着くかな。
名称のモノノフは「モノフレーム構造」と「オフセット装填」から。
外観デザインは「直線主体」「フレームパネルのミニマム化」が主眼。
結果、トリガーの前半分がむき出しに。
バレル側面に走るスリットがワンポイントになっていますが、あくまで機能上のもので飾りではありません。
スリットを使って、トリガースプリング(輪ゴム)を装着したところ。
トリガーの前半分がむき出しなので、輪ゴムの取り付けは簡単。
なおこのスプリング役の輪ゴム、装着したほうがトリガーの戻りは確実ですが、絶対必要というわけではないです。弾自体がトリガースプリングの役目も果たしてくれるので。
モノフレームはパイン集成材。
リアパネルはMDF。
グリップパネルは「この木なんの木」のCMでおなじみのモンキーポッドを使用。
こちらは試作品のひとつで、モノフレームはバーチ(白樺)合板製。
断面部のストライプが特徴でパイン材より比重が大きくズッシリしています。良材ですが入手性の悪さが難点。
こちらはMDFバージョン。
モノフレーム化するとパーツ点数を大幅に削減できますが、カットラインが長いため糸ノコ盤での切り抜き加工は逆に難度が高くなります。
<制作年> 2017年5月
<モデル名> P314 MONONOFF モノノフ
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 290ミリ
<銃身長> 280ミリ
<装弾数> 6発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> パイン集成材、MDF、モンキーポッド
<仕上げ> 水性クリアウレタン塗装
2017.09.02 UP