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P306 オッタマゲタ
OGG CRAFTの手作りゴム銃・ゴム鉄砲
輪ゴムを後方へ送り出すステップバック連発銃
動画もあります

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これらは以前にこしらえたステップアップ方式の各モデルです。いずれも、輪ゴムを階段状のホールドへ装填。次のホールドへ全弾一斉に送り出すことで、連発セミオートを可能にしています。

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これらの作品を踏まえつつ、少々ベクトルを変えて作ったのが今回のP306オッタマゲタです。
「トリガーの動く方向へ(後ろへ)輪ゴムを送り出す方が機構的に無理がないかも」という発想の元、「上方へ」ではなく「後方へ」輪ゴムを送り出す機構を考えてみました。

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輪ゴム装填用のホールドをフレーム下面に刻み込みました。
輪ゴムの送りをスムーズにするべく、ホールドの山の角度をひとつひとつ微妙に変えてあります。

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写真のように、フレーム上部の丸棒で輪ゴムを折り曲げて装填します。
ちなみに名称のオッタマゲタはこの「折った」「曲げた」から来ています。
装弾数は5発です。

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トリガーを引くと、トリガー後端下部のリリーサ(ギザギザの部分)が輪ゴムと噛み合い、一斉にひとつ後ろのホールドへ送り出します。
最後部の輪ゴムは保持されるべきホールドがないため、そのままフレーム後端の斜面を駆け上がり、前方へ飛んでいくという仕組みです。

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トリガーを取り出してみました。限られたスペース内に収めるために、けっこう複雑なカタチをしていますが、このモデルの可動パーツはこれ1点だけです。
後端下部に刻まれたノコ刃状のギザギザが輪ゴムを送り出すリリーサ部です。

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トリガーホールはオーソドックスなオーバル型にしました。トリガーは真っ直ぐグリップ内へ引き込まれます。

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ホールドの位置が位置なので、グリップは自ずとここがベストポジションになります。

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分解メンテに備えて、グリップの右パネルは取り外し可能。底から木ネジを使って固定しています。

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20センチを超える長いトリガー(兼リリーサ)が内部スペースのほとんどを占めています。

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フレームパネルは2.5ミリ厚のシナベニヤで、トリガーには5.5ミリ厚を使用しました。バレルや内部の構造材はヒノキでグリップはケヤキです。

フレームはサンディングシーラで下地を整えたあと、クリアラッカー仕上げ。グリップは素材の質感を活かすべくワトコオイル仕上げです。

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同時進行で制作したP606サスケと並べてみました。
バレル長はほとんど同じですが、全長はずいぶん違います。

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「百聞は一見にしかず」ということで、射撃シーンを動画でご覧ください。

射撃動画


● 諸 元 ●

<制作年> 2008年9月
<モデル名> P306 OTTAMAGETAR オッタマゲタ
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 270ミリ
<銃身長> 265ミリ
<装弾数> 5発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> シナベニヤ、ヒノキ、ラミン丸棒、ケヤキ
<塗装> ラッカー仕上げ(フレーム)、ワトコオイル仕上げ(グリップ)

2008.10.01 UP

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