下は作者のYouTube動画の中で一番アクセス数の多い P214モドッチャオ です。今回、このモドッチャオのトリガー機構を大幅に改善。新作として仕立ててみました。
で、完成したのがこれ。名称はP226カエッタです。
フカヒレ状のリリーサで輪ゴムを発射する斜面滑射方式です。アクションは モドッチャオ に準じ、バレルとリリーサがバレルユニットとして一体化されているのが特徴。
このバレルユニット、 トリガーを引くたびにズンズン後ろに下がっていき、最終弾発射後に初期ポジションに戻ります。
外観はスライドを持つオートピストル風。
斜めに突き出ているのはホールドフックです。フカヒレ式ながらバレル長が一定なのが、他の同方式のモデル(P200系)とは違うところ。
6発の輪ゴムを装填したところ。トリガーを引くとバレルユニットが1発分だけ後退。斜面で輪ゴムをせり上げて発射します。
残弾1発の状態。バレルユニットはこの位置まで後退します。
トリガーをもう1回引くとさらに一段下がり、輪ゴムを発射したあと前方へ戻ります。
外装パネルはバーチ(白樺)合板。コアフレームはMDF。グリップパネルはケヤキです。クリアウレタンで仕上げました。
モドッチャオと並べたところ。トリガーまわりは見た目だけでなく、構造的にもすっきりしました。
トリガーの比較。
(上)モドッチャオ
(下)カエッタ
ややこしさの違いは一目瞭然。カエッタのトリガーは、これだけでモドッチャオと同等の役目を果たします。
バレルユニットを初期ポジションへ戻すためのリターンスプリング(輪ゴム)。前方下部に配置しました。
トリガー戻し用の輪ゴムは側面に配置。
交換・調整も簡単です。
「百聞は一見にしかず」ということで実射動画をご覧ください。
<制作年> 2021年7月
<モデル名> P226 KAYETTA カエッタ
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 315ミリ
<銃身長> 275ミリ
<装弾数> 6発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート、オートリターン機構付き
<素材> バーチ合板、MDF、ケヤキ
<仕上げ> クリアウレタン仕上げ
2021.07.17 UP