作者の定番といえるP201系連発ゴム銃(改、クラシック、アイオー)。
今回、その直系たるP221アイオーIIを制作したので紹介したいと思います。機構面で改良を加えているので型番は新規のP221としました。
P201アイオー(作り方のページで紹介中)との比較。
いかにも直系モデルな外観です。もともとP201系の外観は機構からの逆算デザインなので、あまり変えようがないわけです。
ただ、ラチェット回りの作りは大きく変えています。
独立したラチェットシアを持つのは同じですが、P201系に必須だったラチェットボックスを廃しました。ここが旧モデルとの一番の違いになります。
装填前の操作として、旧モデルはラチェットシアを下げながらリリーサを前進させるツータッチ動作が必要ですが、アイオーIIはシアが自動的に下がる機構を採用。そのため何も考えずにリリーサを前進させることができます。
これはすでにP213スクエアII(2010年制作)で実装済のアイデア。仕組みについてはスクエアIIのページで説明してますので、そちらを参照してください。
トリガースプリングとシアスプリングを輪ゴム1本で兼用させるアイデアは旧モデルを踏襲。このモデルでは輪ゴムを左側面に配置しました。
この方式のメリットはゴムの交換が容易なところです。
10連発モデルです。ちなみに名称のアイオーは IO=10 からきています。
トリガーを引くとリリーサが1発分だけ後退。リリーサの斜面で輪ゴムを押し上げて発射する原理です。
主材はMDF。赤っぽいグリップパネルは樹種不明です。
「百聞は一見にしかず」ということで動画をご覧ください。
射撃動画
<制作年> 2020年3月
<モデル名> P221 Ai-Oh II アイオーII
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 325ミリ
<銃身長> 195〜295ミリ
<装弾数> 10発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> MDF
<仕上げ> クリアウレタン塗装
2020.04.07 UP