ゴム銃のオッグクラフト
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P209 ブルパップ
OGG CRAFTの手作りゴム銃・ゴム鉄砲
量産性にポイントを置いたブルパップ型連発銃
動画もあります

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量産型の6連発ゴム銃P209ブルパップです。
グリップの後方に機関部を配置、シンプルかつアバンギャルドなカタチに仕上げてみました。

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ホールドフックはラミンの10ミリ角材にスリットを刻んだだけ。
量産型にはうってつけのお手軽な手法です。

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ラミンの角材でできたトリガーがグリップを前後に貫いています。
トリガーの後方上部にラチェットシアを仕込んでいますが、実はこれ、ただつまようじを挿しただけです。
このほうが板材からトリガーとラチェットシアを一体で切り出すよりも効率がよく、仕上りもきれいなのです。

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トリガーはグリップの中で前後運動しますが、トリガー保持の機構はこれまでになくシンプルです。
それでいてトリガーはちゃんとラチェット的な動きもしてくれます。
グリップ内の部材の組みつけ精度も寛容で、量産に向いたトリガー機構となってます。

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トリガーを抜き出してみました。トリガーが角材でできているのがよくわかります。
グリップはイチイ製。初めて使いましたがなかなか品があります。

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モノレールのキャビンのようなリリーサです。作成に最も手間のかかるパーツでもあります。
素材はラミンの薄板と角材です。

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ボーンチック(骨的)でアバンギャルドなデザインですが、このカタチになったのもちゃんとした理由があります。
ひとつは使用する材の種類を減らすためにパーツのほとんどを10ミリの角材で統一したこと。
またグリップをフレームパネルの替わりとするため、センター配置にしたのですが、この配置ではアバンギャルドなブルパップ型にならざるをえませんでした。
そしてグリップは、市販の30ミリ幅の板材をそのまま使うようにしました。
こうすることで最小限の加工で済むというメリットを狙っています。
つまりパーツ数と加工の削減を追求した結果、このカタチになったというわけです。

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この作例はP209ブルパップの試作品として作ったものです。
見た目はちがうもののトリガーの保持方法や発射の仕組みはそのままブルパップに引き継がれています。
アバンギャルドなブルパップにくらべこちらのほうがオーソドックスなフォルムをしていますが、このデザインの量産型もありかもしれません。
ちなみにこの試作品のグリップはエンジュ(イヌエンジュ)です。グリップに高級材を使うと銃の品位があがります。

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(2004年6月13日記事追加)「百聞は一見にしかず」ということで、射撃シーンを動画でご覧ください。特製10連発モデルでの撮影です。

射撃動画


● 諸 元 ●

<制作年> 2002年11月
<モデル名> P209 BULL PUP ブルパップ
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 335ミリ
<銃身長> 260〜302ミリ
<装弾数> 6発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> ラミン10ミリ角材、ラミン薄板、イチイ(グリップ)、つまようじ
<塗装> ワックス仕上げ

2002.11.18 UP

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