細さの限界に挑戦して制作したP205アイスピックを紹介します。割りばしより細いボディーに連発メカを搭載した意欲作です。
機構的にはP202系のものを踏襲。フカヒレ型リリーサの斜面で輪ゴムを押し上げて発射する仕組みです。
装弾数は P202MP 並みの6発を確保しました。
構造的にスリム化しやすいP202系の機構を極限までシェイプアップ。
フレーム高はなんと、つまようじ2本分しかありません。この狭いスペースに連発機構が仕込めたのはP202系ならではです。
フレーム、バレルおよびホールドはヒノキ。
リリーサはホウ。グリップはアガチス製です。
トリガーは強度を確保するため、アルミ板から切り出しました。
トリガー側面にヒノキの薄板を貼って指のあたりをやわらかくしています。
さらにこんなギミックを搭載。折りたたみ式のグリップです。
特にロック機構は備わっていませんが、適度な重さで可動するようになっています。
グリップを折りたたむと、何に見えるでしょうか。指揮棒?アイスピック?
見た目は頼りないのですが、意外や意外、命中精度は非常に優れています。どうやら細身のバレルが功を奏した模様です。
「百聞は一見にしかず」ということで、射撃シーンを動画でご覧ください。
<制作年> 2002年2月
<モデル名> P205 ICEPICK アイスピック
<カテゴリー> ハンドガン
<全長> 290ミリ
<銃身長> 240〜270ミリ
<装弾数> 6発
<使用弾> #16輪ゴム
<作動> セミオート
<素材> アガチス、ヒノキ、ホウ、アルミ板、つまようじ、輪ゴム、しんちゅう製のクギ
<塗装> 木彫オイル仕上げ
2002.02.15 UP